今回は、医師が転職して1000万円以上の収入アップを目指す方法について、私の体験談を交えて紹介します。
転職を考えている医師は多いと思います。
ただ、解決すべき問題が多くあるため、最後の一歩が踏み出せないのではないでしょうか?
わたし自身がそうでした。
当時の職場環境や給料に疑問を感じ、転職を考えたものの、家族、医局のこと、面倒くさい手続きや将来の不安などがあり、何度も躊躇しました。
でも、最終的にアラフィフにもなって転職し、年収が1000万円アップし、しかも自分の貴重な時間を持てるようになりました。お金と時間の両方を手に入れることができたのです。
そう、転職するには勇気とエネルギーが必要です!
ただ転職した先にはきっと輝かしい未来が待っています。
ということで、
この記事の内容
- 医師が転職を考える原因(私の場合)
- 実際の転職方法(ベストの転職エージェントは?)
- 転職を成功させるためのコツ・注意点
以上です。
皆さんも、この記事を参考に、勇気を出してぜひ転職を実現させてください!
医師が転職を考えた原因(アラフィフ勤務医である私の場合)
まずは、私が転職を考えるようになった理由についてお話します。
およそ二十数年前、私は大学を卒業後、外科の医局に入局しました。
2年間の研修後、いわゆる「医局人事」で病院を転々としていました。大体2、3年で、関連病院をローテートしていました。
とつぜん給料の安い職場へ異動となることもあり、収入が減ることもしばしばでしたが、文句も言えず、ただ一生懸命に働きました。
大学病院に勤務していた頃は、(40代だったにもかかわらず)手取りで月40万円に満たないこともありました。
もちろんネーベン(アルバイト)にも週1回行っていたのですが、それでも月50~70万円がやっとでした。
40代になってからは、住宅ローンや子供の教育費、学会の費用などでほとんど貯金ができませんでした。
ちなみにボーナスは、車のローン、家電製品などの一括払いなどであっという間に消えていきました。
「このまま医局に所属していたら、いつまでたってもお金が貯まることはない・・・」
さらに、ある出来事がきっかけで「医局が自分に何をしてくれたのか?」と考えるようになりました。
そんなこともあり、今までくすぶっていた気持ちが一気に爆発し、医局を辞めて自分で転職することを決心しました。
そして、転職先をさがすことにしました・・・。
とはいえ、本当に大丈夫なのか不安でしたし、どうしたらよい職場に転職できるのか迷いました。
医師が転職をするベストの方法:どの転職エージェントがよいか?
転職に際して、収入も含めて今よりも条件のよい職場を探そうと考えました。
このためには、同僚・先輩医師の意見や病院の評判も参考にしましたが、同時に医師転職サイトにも登録しました。
私の場合は、医療従事者向けポータルサイト「m3.com」をいつも見ていたこともあり、エムスリーキャリアにお願いしました。
まずは、無料の登録をして転職(常勤)の希望を伝えると、担当スタッフ(専門の転職コンサルタント)から連絡があります。
年収、ポスト、勤務日、務時間、当直の有無、有給休暇、学会の費用補助など、細かく条件を設定し、担当スタッフに伝えました。
スタッフの方と何度かメールでやりとりし、いくつかの候補となった病院へ面接に行きました(もちろん面接にはスタッフが同行してくれました)。
そのうちの一つ(最もよい条件を提示してくれた病院)に決めましたが、結果的に、希望の条件で転職することができました。
収入に関しては、(額面で)年収1000万アップを達成することができました。
しかも収入面だけでなく、当直が減って時間的にも余裕ができ、家族との時間も増えました。
また(医局人事から解放されたことで)職場の人間関係もよくなりました。
というわけで、さんざん悩みましたが、今では思い切って転職して本当によかったと思っています。
エムスリーキャリアが良かった点
- 一般に公開していない、いわゆる「非公開求人」も多数あること
- 他のエージェントよりも有利な求人・案件が多いこと
- スタッフが親切でレスポンスが早いこと
- 転職コンサルタント条件交渉力が高いこと
- 豊富な転職実績があること(転職希望医師の登録実績6年連続No.1)
ということで、転職を考えているドクターには、エムスリーキャリアをおすすめします。
転職を成功させるためのコツ・注意点
最後に、私の経験から、医師が転職を成功させるためのコツおよび注意点をあげてみます。
医局は円満に辞める
医局をやめるときの注意点ですが、ケンカ別れではなく、「お世話になりました」と円満に辞めましょう。
ケンカ別れの場合、下手をすると医局から変な圧力がかかり、転職の障害となるかもしれません。
転職先にしっかりと希望の条件を示す
漠然と「今よりよい職場」を探すのではなく、しっかりと希望の条件を示すことが大切です。
例えば、
- 年収(いくら以上)
- ポスト(部長や院長待遇)
- 勤務日(週何日)
- 勤務時間(9時~5時?)
- 当直の有無
- 有給休暇
- 福利厚生
- 学会の費用補助
など、こまかく希望を伝えましょう。
自分のスキルをアピールする
希望の条件だけを伝えると同時に、あなた自身のスキルも積極的にアピールしましょう。
たとえば、診療経験、専門医の資格などはもちろんですが、「内視鏡検査ができる」、「抗がん剤治療にくわしい」、など得意なことをすべて伝えましょう。
また、英語がしゃべれる(英検1級、TOEIC 900点)、といったこともアピールポイントになります。
収入だけにこだわらない
もちろん収入アップのための転職ですが、高ければよいというものではありません。
年収数千万円以上といった破格の条件を提示する病院は、美容整形などにありますが、自分が本当にしたい仕事かどうかを考えましょう。
あるいは、給料は高いものの、過労死するほど忙しいブラック病院の可能性もあります。
できるだけ早い時期から活動する
年度末(年が明けて2月や3月)になると、転職の案件が埋まっていきます。自ずとよい案件が減ってきます。
もし転職を決めたら、できるだけ早く活動を開始することをおすすめします。
まとめ
- 医師が転職を考える最大の原因は給料が安いこと
- 思い立ったらすぐにエムスリーキャリアに登録する
- 転職を成功させるためのコツ・注意点:医局は円満に退局し、お金だけではなく、ライフワークバランスのとれた職場を探しましょう。
以上です。
ドクターP
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