こんにちは。
今日は「医師が資産形成するためには、銀行貯金ではなく、年利5%以上のソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)で運用しましょう」というお話です。
みなさんは、何か資産運用をしていますか?
わたしの場合、恥ずかしながら、数年前まではお金はただ銀行に預けているだけで、資産運用を全くしていませんでした。
気がつけば、ローンに追われて貯金ゼロに・・・
そこで、「お金を貯めるにはどうしたらいいか」をあらためて考えました。
以前にもお話ししたとおり、医師が資産形成するためには以下の4つの戦略があげられます。
医師の資産形成4つのステップ
- 収入が多い職場へ転職
- 副業によって複数の収入ルートをつくる
- 節約・税金対策する
- 投資によって資金運用
このうち、最後の「投資による資産運用」はぜったいに欠かせません。
そう、「お金に働いてもらう」という考え方です。
そこで、遅ればせながら、私も数年前から資産運用を始めました。
色々と試してみましたが、一番のオススメはソーシャルレンディングです。
今回は、「銀行預金がわりにソーシャルレンディングに投資する」という資産運用の方法について解説します。
銀行預金ではお金は増えない
みなさんの多くは、お金を銀行に貯金していると思います。
「なにか急にお金が必要になったときのために、銀行に預けておくと安心!」
私も数年前まではそう思っていました。
ただ、ご存じだとは思いますが、銀行預金の金利は、ほぼゼロです。
現在、普通銀行の金利は年0.001%です。
つまり、100万円を預けていても、利子は一年間でたったの10円(正確には税金が引かれて9円)にしかなりません!
金利が高いといわれるネット銀行などでも年0.02%です。
それでも1年間の利子は200円です(正確には税金が引かれて160円)。
ジュース代くらいにしかなりません。
銀行預金が、いかに資産運用としてダメかわかりますね(ほぼタンス貯金と同じといえるでしょう)。
ただ、「何かあったときに、すぐに引き出せるお金がないと心配」という意見もあります。
ですので、最低限のお金(たとえば100~200万円)だけを銀行に残し、あとは投資に回すようにしました。
ソーシャルレンディングとは?
私が銀行預金の代わりに資産運用のツールとして利用しているのが、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)です。
ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい会社(借り手)とお金を運用して増やしたい人(貸し手)をマッチングするサービスです。
つまり、ソーシャルレンディングを運営する会社が、資産を運用したい人からお金を集め、借りたい人に融資するというシステムです。
会社やサービスによっても違いますが、最少投資額は1万円と、元本が少なくとも始めやすい資産運用方法です。
また、運用期間は短いもので1~3か月、長いものでは2年(それ以上)といろいろです。
ですので、自分の予算やお金を使うスケジュールにあわせて投資できます。
というわけで最近話題のソーシャルレンディングですが、いいことばかりではありません。
ソーシャルレンディングのメリットとデメリットについて解説します。
ソーシャルレンディングのメリット
まずはメリットです。
利回りが高い
もちろん案件によって違いますが、ソーシャルレンディングの利回りは、4~10%(平均8%程度)と高いのが特徴です。
例えば、利回り5%の案件に100万円を投資したとすると、単純に計算して年間およそ5万円(実際には税金が引かれますが)の収益(分配金)が得られます。
さらに、分配金もふくめて利回り5%以上の案件に投資し続けた場合、順調にいくと10年後には150万円、20年後には200万円を超えるでしょう。
銀行預金とは雲泥の差です!
手間がかからない
ソーシャルレンディングは、簡単に始められますし、手間がかかりません。
すべての行程がコンピューターやスマホで完結します。
最初にネット上で口座を開設し、ひとたび投資すれば、あとは運用期間が終了するまで、キホンほったらかしです。
他の投資と違って、相場をチェックしたり、こまめに売り買いしたりといったことは一切しなくていいのです。
また、銀行に出向いたり、不動産投資のように実際の物件を見に出かける必要もありません。
感覚としては、定期預金と同じでしょうか?
忙しい人にぴったりの投資法だと思います。
保全性が高い
他のリスクの高い投資(FXや株など)と比較すると、ソーシャルレンディングは保全性が高いことが特徴です。
クラウドポートによる調査(2018年1月)では、ソーシャルレンディングにおける過去3年間の貸し倒れ率はおよそ1.5%であったとのことです。
投資案件の中には、土地など担保付きのものもあり、より保全性が高いといえます。
ソーシャルレンディングのデメリット
ただし、やはり投資である以上、リスクもあります。
貸し倒れや返済遅延のリスク
融資という特性上、貸し倒れ(お金が返ってこない)や、返済遅延(お金が戻ってくるのが遅れる)といったリスクはあります。
実際に、貸し倒れになった案件や、(私も被害をうけましたが)とある悪徳ソーシャルレンディング会社のほとんどのファンドが償還されなかったという事件もあります。
このため、ひとつの案件に大金を投資するのでなく、いくつかの会社およびファンドに少額ずつ投資してリスクを分散することは重要です。
流動性が低い
いったん投資を行うと、運用期間の満期になるまでは資金を引き出すことはできません。
ですので、銀行預金のように「急にお金が必要になったので引き出す」といったことができません。
ソーシャルレンディングのやりかた
ということで、さっそくソーシャルレンディングをはじめてみましょう。
ソーシャルレンディングの始め方はとても簡単です。
- ソーシャルレンディングのサイトに個人情報を登録します(免許証などの本人確認書類がいります)。
- ソーシャルレンディング会社の指定する銀行口座に、運用資金を振り込みます。
- ファンドをよく吟味し、振り込んだ運用資金をお気に入りのファンドに投資します。
- 運用期間が終わると、元金+分配金が戻ってくるので、新たにファンドに投資するか、自分の銀行口座に払い戻します。
以上です。
おすすめのソーシャルレンディング会社2社
1.OwnersBook(オーナーズブック)
ソーシャルレンディングの運営会社のなかで一番のおすすめなのが、OwnersBook(オーナーズブック)です。
OwnersBookは日本で初めての不動産特化型クラウドファンディングサービスで、運営するロードスターキャピタル社はマザーズ市場に上場しています。
OwnersBookの特徴を以下にあげてみます。
- 1万円からの少額投資が可能
- 利回り(年換算)は4.5%~5%が中心(中には14.6%の利回りとなった案件もあり)
- 投資案件は全て不動産のプロが厳選した不動産担保付
- 口座開設・維持手数料は無料
とくに、全ての案件が不動産担保付きというのが魅力になっています。
さらに、サービス開始より全ての案件で満額成立しており、貸し倒れは1件も発生していないということです!
実際にわたしの運用実績の一部を紹介します。
杉並区新築マンションの案件(利回り5.2%)に50万円投資した運用実績です。6ヶ月間で12,698円の配当がつきました↓
不動産担保付きということで、比較的大口(10万円以上)でも安心して投資できます。
まずは、OwnersBookで口座開設することをおすすめします。
2.クラウドクレジット
次におすすめのソーシャルレンディングの運営会社は、クラウドクレジットです。
海外に特化しており、ラテンアメリカ、欧州、アフリカなど様々な地域への投資案件が中心となります。
非常に人気があり、2019年7月時点で、累計出資金額が200億円を突破したとのことです。
クラウドクレジットには伊藤忠商事やマネックス、第一生命、三菱UFJなどの名だたる大手企業が出資しており、信頼性の高さはトップクラスです。
以下、クラウドクレジットの特徴を挙げてみます。
- 1万円からの少額投資が可能
- 期待利回り 約2.5 〜 13.0%
- 経済成長が著しい海外への投資案件
- 口座開設・維持手数料は無料
クラウドクレジットは、発展途上国を含め海外の事業者への投資案件が多く、利回りが非常に高いのも魅力のひとつになっています。
たとえば、(期待)利回りは約6~12%が中心で、なかには13%という驚きのファンドもあります↓
もちろん利回りが高い案件には注意が必要ですが、高い信頼性と期待利回りの、どちらも併せ持つおすすめの運営会社です!
途上国を応援する意味でもこういった案件に投資する意義があると思います。
まとめ
以上、資産形成のために「銀行預金がわりにソーシャルレンディングに投資する」方法でした。
メリットとしては、
- 手続きが簡単(手間がかからず、基本ほったらかし)
- 利回りが高い
- 比較的保全性が高い(もちろん投資である以上、100%安全とは言えません)
といった点があげられます。
まずはOwnersBookとクラウドクレジットに口座開設しましょう。
ドクターP
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