
今回は、医師免許を生かした(医師以外の)高収入の仕事(職業)について考えてみます。
これからの時代、医師として一財産築くのは、かなり困難です!
人口が減少している日本において、開業してももうかる保証はありませんし、医師の働き方改革や診療報酬の引き下げにより勤務医の給料は下がる一方です。
さらに、追い打ちをかけるように医師の過剰問題が指摘されていますし、近い将来、医師の仕事はAI(人工知能)に奪われてしまう危険性さえあります!
青春を犠牲にして医学部に入学し、高いお金を払って6年間も大学に通い、さらに寝る間も惜しんで勉強して医師国家試験にまで合格したのに、お金をかせげない医師になるのは馬鹿げている!
そう思いませんか?
そろそろ、医師以外の選択肢にも目を向けてみましょう!
現状に満足していない医師は、新たな職業に転職しましょう!
というわけで、今回は医師免許を活用した(医師よりも)高収入が期待できる職業(仕事)を5つ考えてみました。
その5つは、
見出し(全角15文字)
- 作家(小説家あるいは漫画家)
- 起業家
- 医療機器メーカー開発者
- 医系技官
- タレント・芸能人
です。
では、くわしく見ていきましょう!
1.作家(小説家あるいは漫画家)
そもそも医療の世界はドラマや小説などの題材になりやすいため、医療現場を熟知した医師による作品は需要があるといえます。
実際に、医師が作家(小説家)や漫画家に転向して大成功する例があります。
例えば、海堂 尊(かいどう たける)さんは「チーム・バチスタの栄光」、「ブラックペアン」などの代表作をもつ小説家として有名ですが、もともとは千葉大学医学部出身の病理医です。
最近では、沖縄出身の現役医師(内科医)で小説家の知念実希人(ちねん みきと)さんが、「天久鷹央の推理カルテシリーズ」などのミステリー小説で話題となっています。
小説家ばかりでなく、漫画家となった医師もいます。
医師免許を持った漫画家といえば、手塚治虫さんを知らない人はいないでしょう。
わたしもブラックジャックで育ちました。
このように狭き門ではありますが、(文才や芸術的センス(絵心)があると自負している)医師は、小説家(あるいは漫画家)を目指すのもよいかもしれません。
また、医師の場合、小説ではなくても書籍一般(おもに実用書)の出版でお金を稼ぐという方法もあります。
2.起業家
以前の記事にも書きましたが、最近では医師が医療情報関係のベンチャー企業を立ち上げ、成功をおさめることも珍しくなくなってきました。
代表例としては、脳外科医をやめて医療に関するベンチャー経営者となり、株式会社メドレーを立ち上げた豊田剛一郎さんがいます。
皆さんも、オンライン医療辞典「MEDLEY」はご存じでしょう。
MEDLEY(メドレー)は、医師たちがつくるオンライン医療事典です。数百名の協力医師の方々とともに、病気の基礎知識、原因、症状、治療や検査の情報をやさしく分かりやすくまとめています。
豊田さんが、脳外科医でありながらマッキンゼーでビジネスを学び、医療ITスタートアップ企業を立ち上げるまでの経歴が「ぼくらの未来をつくる仕事」で詳しく紹介されています。
今後、医療とIT、あるいはAI(人工知能)やロボットとを結びつけた分野には、ますますビジネスチャンスが転がっていると思います。
起業家となって会社を設立し、大金持ちになるのも夢じゃありません。
「日本の医療を変えてやろう!」という気概のあるドクターはぜひ起業家を目指してください!
3.医療機器メーカー開発者
医療機器メーカーの中には、医師を求人しているとこがあります。
医師に求められる仕事としては、おもに医療機器の開発やマーケティング担当です。当然、医療現場での経験が必要となってきます。
基本的に医療機器メーカーに就職する医師は少ないため、給料は高く設定されています。
さらに外資系企業の場合、給料は能力や実績によって上がることが一般的ですので、やりがいがある仕事です。
医療機器メーカー専門の転職エージェントがあるので、興味があるドクターは一度のぞいてみてはいかがでしょうか
4.医系技官
医師のキャリアの選択肢の一つとして、臨床や研究職以外に、医療・保健行政にかかわる「医系技官」というのがあります。
医系技官とは、人々の健康を守るため、医師免許・歯科医師免許を有し、専門知識をもって保健医療に関わる制度づくりの中心となって活躍する技術系行政官のことです。
厚労省のホームページ
医系技官の仕事は、実際の医療現場の視察から、政策の立案・決定・実施にいたるまで多岐にわたります。
具体的に医系技官がどういった業務・生活をしているかを知りたい人は、こちらの記事(女性医系技官による座談会)が参考になります。
さて、気になる収入ですが、医系技官は国家公務員であるため、一般的に同年代の医師よりも年収は低い傾向にあります。
しかし、出世して「医務技監(2016年に創設された事務次官級のポスト)」にまで上り詰めると、年収2000万円超えも夢ではありません。
政治家としての手腕をお持ちのドクターには、ぜひチャレンジしてほしいところです。
興味のある医師は、こちらの厚労省の医系技官採用情報をどうぞ。
5.タレント、芸能人
タレントや芸能人のなかには、医師免許を持った人が結構います。
有名なところでは、西川史子(にしかわ あやこ)さんがいますね。
辛口のコメントが受け、テレビのコメンテーターとして有名ですが、現在ではTBSの「サンデー・ジャポン」のレギュラーとしてテレビで活躍中です。
ちなみに西川先生はもともと形成外科医であり、芸能活動のかたわら、現在、松倉クリニック、西川整形外科医院で診療も行っているとのことです。
このように、医師でありながらタレントとして稼ぐという方法があります(誰にでも出来ることじゃありませんが・・・)。
タレントになりたい医師は、直接、芸能プロダクションに応募するか、あるいは、キャスティングドクターといった、医師のTV出演をサポートするサイトに登録するのもよいでしょう。
人気がでれば莫大な収入をゲットできる可能性があります。

まとめ
医師免許を生かし、医師以上に稼げる可能性のある職種(仕事)として、
- 作家(小説家あるいは漫画家)
- 起業家
- 医療機器メーカー開発者
- 医系技官
- タレント・芸能人
があります。
「せっかく医師免許を取ったのだから、お金を稼ぎたい」というドクターのみなさんにおすすめします。

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